志田九重さん

志田さんが厨房で仕事をしていたのはまだ若く、毎日園芸科の学生達のために美味しい食事を作ってくれていました。
定年を迎え故郷の大船渡で生活をしていました。
志田さんからは大船渡での津波の経験の話を何回となく聞いていました。志田さんはその怖さはよく知っていました。
その志田さんが８０歳過ぎて今回の大地震で全てを失う経験をしたのです。
昨日葉書が届きました。
～避難先の姪ごさんの家で過ごしていること。
卒業生たちから見舞いの品を受け取り感謝していること。自分が幸福であること。
感謝していること。
卒業生の健康と活躍を祈っていること。～
私達は志田さんが元気でいてくれたことがわかった時どんなに大きな喜びだったか。
１６日は志田さんのお誕生日。
生き抜いた命、おめでとう。