kanon_fuurinsouのブログ

信子さんのブログです

東北へ= なつかしい志田さん

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訪ねたいと思っていた大船渡にいる志田九重さんにやっと会うことが出来ました。
志田さんは園芸科の小平時代から厨房で仕事をしていました。
多くの卒業生が志田さんの「ご飯」で育ったようなものですから震災後連絡が取れずに皆で心配していました。
今は甥ごさんご夫婦の家で生活しています。
裏の崖に逃げて助かったと言う家の前には海が広がり、そこにあった志田さんの家や周りの家は流されて何もありませんでした。
志田さんは拡大鏡を持って来て見せてくれました。「恵泉の人が贈ってくれたの。助かったよ。メガネもなかったから」
恵泉の人達から助けてもらったこと本当に感謝していました。

仙台と大船渡を行き来する間にバスからかいま見た≪暮らしの明暗を分けたもの≫と、どこまでも暗闇が続く怖さから突然光溢れる街に立った時に感じた「とまどい」と「違和感」は私が現実に立つ自分の位置を曖昧にしないためにも忘れることなく大事にしたいことです。