kanon_fuurinsouのブログ

信子さんのブログです

永遠のサンタ論争

クリスマスおめでとうございます。
今年もみなさんのところにはサンタさんが来ましたか。
サンタさんはいるのか、いないのか!
学園長の松下先生のお宅では、まだお子さんが小さい時に遊んでいた子供どうしでサンタ論争になり、どうしたものかと心穏やかではなかった様子を話してくださいました。
そんな時12月20日朝日新聞の「男のひといき」というコラムに小学校の教員をしていた鈴木英雄さんの文章が載り心に残りましたのでご紹介します。
 
-サンタは心の中に- 
…小学校の教員をしていた時、この季節になると、クラスの子供たちから「先生、サンタさんって本当にいるの」と聞かれることがあった。この質問にはいつも悩まされていた。ある年、3年生のクラスで同じように聞かれた。そこで、子供たちにサンタはいるのか討論させてみたらどうかと思って、呼びかけてみるとたちまち教室内は大混乱になった。「サンタはいない派」が優勢になっていた時、ある女の子が「サンタさんはいるよ。見える人と見えない人がいるだけなんだ」と発言し、一気に雰囲気が変わった。その子はクラスのみんなからの信頼が厚い子だった。あの子が言うのだから本当かもしれないと揺れ出したのだ。最後はみんな、サンタがいるのかいないのかよくわからなくなってしまった。
なんと哲学的な答えだろうと私は思った。見える見えないかは問題ではなく、サンタは心の中にいるのだと教えられた。いつもこの季節になると、そのことが思い出されて心が和む。札幌市 鈴木英雄氏72歳
 
永遠のサンタ論争。良いクリスマスの時をお過ごしください。
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