お月様に導かれて

山口先生の教会でのお葬儀には多くの卒業生が列席しました。先生の希望どおり花も式もシンプルなものでした。園芸センターではこの時期にデルフィニウムの花を手に入れるのに苦労したようです。式ではヒクソン先生からのメッセージとデルフィ、トルコギキョウに真紅のバラの花束が紹介されました。弔辞は元園芸センター所長の森山さんが山口先生に話かけるように述べられましたが、聞く私たちは泣いたり、笑ったりでした。
皆が感謝しながら花を棺に入れましたが、セバ様はまるで花壇の中にいるようでした。皆に見送られ、そしてお月様に導かれて教会に戻ってきました。「立派なお骨です」と99歳の最後までセバ様は褒められていました。まだ本当かな？と思っている自分がいます。お天気にも恵まれ、たくさんの教え子に囲まれて、神様に祝福された旅立ちだったと思います。